私たちは、悪いことをしたわけではなくても、事実や気持ちを隠すことがあります。
隠さなきゃいけない。
の裏には、
ありのままの私じゃだめだ。
認めて貰えない。愛されない。罰せられる。
という気持ちがあります。
隠しごとをしてしまうと、
私は、こんな私が大っ嫌い。
だから、きっとこんな自分は人からも嫌われる。
と思ってしまい、苦しくなります。負の連鎖の始まりです。
だから、できるだけ、隠さないほうがいい。
🌻🌻🌻🌻
そうは言っても、大人になると、色んな場面で、小さなウソをつくこと、あるいは隠しごとをすることがあります。
その理由は、時には、人を傷つけたくないという優しさだったりします。
本当のことを話すと、相手が傷ついてしまう。
そんな時、どうすればいいんでしょう。
ケースバイケースで対処は変わってくるとは思いますが(相手の強さを信頼して真実を話すという選択もあると思います)、
原則論としては、
「『事実』を隠したとしても、『気持ち』は隠さない。」
が良いのかな。と思います。
自分の行動の動機が優しさ、つまり愛であったことに気が付けば、自分を責める気持ちは幾分か和らぐ。
そうすると、結果として、もっと相手に優しくなることができて、人間関係を良くすることができるだろうし、
今度は、相手の力を信頼して真実を伝えることができるかもしれない。
そんな気がしています。
※念のため、これは個人同士の場合で、公人や組織などの場合は、事実は開示すべきと思っています。
※気持ちを隠さなければならないと思っている時については、追って。