皆さま、こんにちは!愛し合っていますか?
たまに戦う弁護士&心理カウンセラーの小川正美です。
今日は、事務所からお届けします。ってどこから届けても同じブログだけど(笑)
え?天皇誕生日の祝日だっていうのになぜ事務所からかって?仕事だよ!仕事!(キレ気味に。)
いや、今日仕事している理由は、今度平日遊びに行くからなのであって、キレる理由ではないのです。キレている理由は、例の訴訟の反論の書面を書いていたからなのです。しかも、締切過ぎてるのに今日は出来上がりそうもなくて。でも、アウトラインはできたから大丈夫。たぶん。
※例の訴訟とは、7年前の訴訟の相手方ご本人から昨年12月に私が慰謝料請求訴訟を提起された件で、私は、昨年12月来、この相手方原告(男性)について、「私は、なぜ裁判を起こされるというこの状況を必要としたのか?」という観点から向き合っているのです。
ところで、今日は2月23日。富士山の日ですね。
そして、昨日は、2022年2月22日。2月22日はニャーニャーニャーということで例年猫の日なのですが、昨日は、ニャーニャーニャー×2のスーパー猫の日でした。もちろん、私も浮かれてニャンズと戯れました。

200年後の2222年2月22日の予行演習の日とも言われ、一粒万倍日も重なって、なんだか楽しい一日でした。
で、今日も、例の訴訟の件シリーズです。
スーパー猫の日の昨日、私は、某大手保険会社に問い合わせ電話をしました。
例の訴訟の件の相手方からの懲戒請求は2017年に始まっていたのですが、2019年に、私は、独立前に所属していた事務所のボス(とそのメンバーたち)に、懲戒請求案件の代理人になってもらったのですね。
もちろん、報酬もお支払いしました。通常価格で。
だって、弁護士が代理人になるってものすごく気が楽になるんですよ。私も弁護士だけど(笑)
盾が一枚できる、直接相手方に応対しなくていい、手続の書面作成をしなくていいってホントに気が楽。なぜって、自分のことで自分で書面を作成していると、通常の代理人業務で書面を書いているのと違ってちょいちょい筆が止まるんです。記憶喚起をするので、気持ちがイライラムカムカしたり、見たくない罪悪感のような何かが出てきてオエーーッってなったり。だから、ものすごく時間もかかるし(特にこの案件は長期にわたった案件だし証拠も膨大だから事実関係を整理するのも結構大変)、疲労度も高い。
じゃあ、なんで今回代理人をお願いしないのか?というと、代理人を立てて戦うというやり方ではなく、自分の心と向き合って、いろいろ行動して自分を変える、というやり方をしてみようと思ったからなのです。それで、連続もののビジネスセミナーに通うことにしました(ビジネスものですがほぼマインドを扱うセミナーです)。
あ。話が逸れました。
えっと、昨日、保険会社に電話をしたんですね。
その理由は、「懲戒請求の時に支払った弁護士費用が弁護士賠償責任保険で保険金が出るかもよ」と大先輩の弁護士に教えてもらったからなのです。
弁護士賠償責任保険の保険金支払事由って、てっきり、弁護士が弁護過誤をしてクライアントに損害を負わせたような場合だけだと思っていたので、意外でした。
約款を読んでも、保険事故についての説明が抽象的でよく分からなかったんですよねえ。
で、昔の私だったら「弁護士たるもの約款も読み取れないのは恥!」と自分を責めていたところですが、最近は「分からんものは分からん!ああでもないこうでもないとグルグル考えている暇があったら人に聞こう」という感じになっていますので、すんなりと「ちょっと保険金支払事由に該当するかどうか分からないので教えて下さいーーー!」と保険会社に電話をしました。
そして、担当者の方に、懲戒請求の経緯と代理人を依頼したこととこれまでずっと懲戒処分をされていないことを説明したところ、
「保険金支払いの審査対象になり得ますので必要書類を出して下さい」との回答でした。
わーい!保険金が出るーーー!!たぶん!!!
(ぬか喜びだったらどうしよう?笑)
いや、だって、この案件で当初クライアントさんから頂いた報酬からボスに支払った報酬を差し引いたら、まあ、数字だけ見れば赤字ではないけれど、私の実働の質量を考えたら完全に真っ赤だったんですよね。
仮に保険金が出たところで、総合的観点から赤字なのは間違いないけれど、それでもないよりはあった方が断然嬉しい。
しかも、全く期待していなかったら、めっちゃ嬉しい!!棚ボタ、щ(゚Д゚щ)カモーン
例の訴訟を提起されてから、自分の内側を見つめ続けた結果、この案件絡みで初めて外側の現実がポジティブに動いたのでした。
さすがニャーニャーニャー×2の日!(しつこい?)
・・・・・
そしてですね、今日、反論の書面を書いていたのですが。
実働5時間くらいのうち、少なくとも合計1時間くらいはパソコンの前で記録を眺めながら(読んでいるわけではない)、様々な出来事を思い出し「なんで私がこんな目に!」とかイヤーな気持ちになって身体が固まったりしていたのですが。
とある箇所を書いているうち、最初に書いた「いや、あんたはそう主張するけど、そうじゃねーよ。証拠読んでる?」的な、確かに客観的事実から普通に解釈したらそのとおりだろうし、私にとっての真実だし、弁護士会も同様に認定したし、おそらく裁判所もそう認定するだろう、けれども相手方にとっては厳しいだろうな、という文章を、少しだけニュアンスを変えようと思いました。
もちろん、事実関係についての記述は変えようもないのですが。だって証拠上そうだから。
ただ、文章の順序を少し変えて、自分の主張の部分(訴訟等の文書は、「事実→評価」の繰り返しで、評価の部分が事実認定や法律の解釈や適用にとなり、弁護士の腕の見せどころです)を、「それはあなたの誤解です。私の意図はこうでした。」と書いたんですね。
私が行ったこの行為は、あなたを陥れるために行ったものではなく、むしろ、私がクライアントさんの意向を尊重し従いつつも、あなたに敵対する代理人弁護士との立場してでき得る限りで、紛争をこれ以上激化させないためにやったんだよ。
この証拠の流れからすれば、そうでしょう?私に陥れる意図があったなら、この時点で既にこうしているはずでしょう?でもしていないよね。
私は、クライアントさんを止めたんだよ。
それに、そこまでしてあなたを陥れたとして、私に何のメリットがありますか?何もありません。
(どうか分かって下さい。)
簡単に言えば、こういう感じ。
どうか分かって下さい、はそのままでは書けませんでしたけれどね。通常の弁護士の書く書面では、そういう風には書かないので。
思えば、この件に関してこれまで私が書いてきた文章は、一貫して、「私悪くないもん!悪いのはお前だ!自分の至らなさを人のせいにするな!」という論調でした。しかも、証拠に基づいているし、裁判所も弁護士会もそのように認定してきましたから、破壊力は半端ないでしょうね、相手方の立場になってみたら。
ただ、相手方が怖くて悔しいのと同じくらい、私も怖くて悔しかったんです。
拙かったかもしれないけれど、力を入れ過ぎたのかもしれないけれど、相手方に私やクライアントさんや他の親族の何かの投影や悪役の役割を引き受けさせたかもしれないけれど、クライアントさんのために一所懸命に仕事をしただけだったから。
でも、今、この記事を書きながら思いましたけれど、書いても良いのかもしれません。
「どうか、理解して頂きたい。」と。
このことが吉と出るか凶と出るか。
まだ分かりませんが。続きは次号!もとい次回期日!(3月やけど)