感情の波。
大小さまざま、
男女によっても人によってもそれぞれ、だけれど、みんな、波はある。
感受性が強めの人は、幼少期からしんどい思いをされてきたかもしれない。
でも、波はなくなるものでないから、何とかお付き合いしていかざるを得ない。
お付き合いのしかたとしては。
モーターボートで波を割りながら進んでいくがごとく、感情を「余計なもの」「障害物」として感じないよう抑圧することもあれば、
サーフィンのように波に乗って、心地好い感情も心地悪い感情も、ただ「在るもの」として、乗りこなしていくこともある。
この2つは、感情を抑圧するか抑圧せず在るものとして扱うかの違いはあるけれど、自分でどうにかする、という点において共通する。
男性的、自立的なつきあい方。
その他に。
ただただ、自分自身が、感情の波に溺れ、海に飲まれ、深く潜る、というやり方もある。
深く、深く。
蒼い海の底へ。
海に抱かれながら。
光は、どこまで届くのだろうか。
そうして、海の底に行き着いたら。
逆説的だけれども、
天空からの視点を得て、地球上の全ての波をいとおしく見つめることができるような気がする。