皆さま、こんにちは!愛し合っていますか?
たまに戦う弁護士/楽しさクリエイターの小川正美です。
めちゃめちゃお久しぶりのブログ記事になりました。
前々回、この記事の①を書いたのが5月3日ですから、もう1か月近く経ってしまったんですね。ひえええ。あっという間。光陰矢の如し。禍福は糾える縄の如し(違)。
5月は主に仕事にとても忙しかったのですが、そんな中でも、自分のことを大切にするぜ!ということで、父の戸籍謄本の取り寄せは行っていました。以前の私だったら、仕事優先!他人様優先!で、自分のこと、しかも締め切りの決まっていないことなど後回しにしていたと思います。
結果として、請求先の自治体が1か所だけだったので、旧家族法時代の原戸籍の追加分の小為替を追送するくらいで事務作業が少なかったのはラッキーでした。
さらにですね。
5月には、仕事で京都に行き、その際、私が幼少期に大阪に住んでいたころのご近所さんご夫妻(うちの両親とも交流があった方々)に、父についての話を聴かせてもらいました。
父は、私が思っていたより、親分肌だったみたいです(笑)
当時のマンションの自治会長に、ご近所さんのご主人がくじ引きか何かで就任したとき、「大丈夫。●●さんのことは、僕や他の人達で全面的にバックアップするから。」と言って、
ちょっと人見知りなところもあり、当時はマンション内で一番若手の20代だった●●さんのご主人を盛り立てるために、草野球チームを作って練習したり、自治会館で飲み会を催したり、そんなことをしていたそうです。
野球やっていたのは知ってたけど、そんな経緯は知らなかった・・・。
「正美ちゃんのお父さんのおかげで、私ら、あそこのマンションになじめたんよ。」
近所づきあいの希薄な令和の現代で父のようなことをしているおじさんがいたら、私はもしかしたらめんどくさいって思っちゃうかもしれないけれど(笑)、
でも、やっぱり、そう言ってもらえて、父が心が温かい人だったってことを知っていたけどさらに具体的に「社会人としての父」を知ることができて、とても嬉しかったのです。
私の中で、画素数の粗い点描画だった父の像が、より解像度が上がり、さらには立体的になった感じ、とでも言いましょうか。
これも、1つの思い込みが外れた現象でした。
「社会人としての父を、私は知らない。想像がつかない。」という。
以前から言っているように、私は、この世界はみんな、それぞれ自分で創造している、と信じています。
人はみんな、自分の見たい情報を無意識のうちに選択して取り込んでいますし、目に映る世界の意味合いも、良きにつけ悪しきにつけ自分の思い込み・観念に従って決定しています。
人との対話や他の情報から「あ!これは自分の思い込みだった!」と従来の思い込みを書き換えていくことはありますが、それすら、自身の選択なんですよね。
思い込み・観念、こうしたものは信念・ポリシーとして存在することもありますし、そうなるとそこに固執することだってありますから。
もちろん、固執することはこだわることとも言えますから、そこに良い悪いはありません。
ただただ、自分で選んでいる。
もっとも、こうした思い込みが外れた体験を重ねていくと、自分自身の中に、新たな可能性を見出すことができることも多くあります。
それは、自分の世界が広がるような体験です。実際に、強固でかつ自分を苦しめるネガティブな思い込みが外れたときなど、本当に視界を明るく感じることもありますし、背中や肩から荷物が下りて軽くなったような感覚になることもあります。体調が良くなったり。
そんなに過去のことを掘り下げてどうするんだ、意味がないじゃないか、人間には今しかないんだから、と批判的に、でも、おそらく私を励ます意味で言ってくれた人もいました。
そのお気持ちは、本当にありがたいのです。感謝しています。
でも、私にとっては、過去のこと、すなわち、
両親がどんな大人だったのか、
私はなぜこのような人生の選択をしてきたのか、
弁護士になってから抑圧してきた感情は何だったのか、
なぜ抑圧せざるを得なかったのか、
こうした複雑に絡み合った人生の謎を紐解いていくことが、必要だったみたいです。
そして、ここにきてようやく、私は、ホントの自分に戻りつつあるような気がしています。
楽しいことを仕事にしてもいいんだ!と許可が出たり、
どんなあり方でいたら、人と人とが紛争に至らない、でも実のある議論口論はしっかりとできる、そんなコミュニケーションを取れるようになるだろうか、と模索したり、
人(や猫たち)を失うことをおそれず、愛することを選びたい、と思ったり。
今回の人生でやりたいことやりきるわ!ありがとう!って気持ちになったり。
思い込み・観念を外して、可能性の扉を開く。
きっかけは、そこいらじゅうに落ちています。
よろしければ、あなたもトライしてみて下さいね。
★この記事の内容を動画でも話しています。