皆さま、こんにちは!愛し合っていますか?
初めにお断りしておきますが、私は、美食家ではありません。
私がホンモノと思うものが好きではありますし、周りには美食家の方々が結構おられますけれども。
そして、様々な言葉を書き連ねるのが好きな私ですが、食を表現するとなると途端にボキャ貧になってしまうという悲しさ。雑誌や飛行機の機内誌のグルメ記事・エッセイの美麗な表現に、いつもうっとりとして憧れております。
と、いろいろ言い訳?をしたうえで、申し上げますが、
美食って、五感で味わうアートだよね。(突然馴れ馴れしい)
味蕾を使って味わう味覚はもちろんのこと、
素材そのものや下ごしらえや火入れや調味料の使い方の違いによる食感、食材を活かし美味しく頂ける温度(触覚)。
時に芳醇、時に爽やか、時に目の覚めるような鮮烈な、時に独特の癖のある、香り、加えてともに味わうお酒の香り(嗅覚)。
丹精込められた料理を美しく彩る器と盛り付け(視覚)。
口に入れた時の音、頂く場所のざわめきや静けさ、そして同じ美味しさを共有し、知見や教養を拡げ深める会話(聴覚)。
五感全部を使って味わい、アーティストたる料理人に敬意と感謝の心を差し出す。
単に思考を使うのみではない、感覚も心も使う、すごく知的な作業だし、アートだなあ、と思うのです。
・・・ちょっとは、グルメエッセイに近づいたかしら(笑)
春が待ち遠しい。