皆さま、こんにちは!愛し合っていますか?
こちらの記事に、大変ご好評をいただきました。ありがとうございます!
こういうヒットを飛ばした直後の記事って緊張しますねえ。ジャンプの人気作家やデビュー曲がバカ売れしたアーティストになった気分というか、プロスポーツで言うところの2年目のジンクスというか。まあ、私の場合、自意識過剰なんですけど(笑)
今年は世の中が変わってしまった一年でしたから、皆さまそれぞれ、「自分が大切にしたいこと」「自分にとっての他者とのコミュニケーションの意味」「新たな合理性(在宅勤務等)」などと向き合われたことと思います。
そんな歳の瀬のタイミングだったので、内面の深いところの話に共感していただけたのかなあ、と嬉しく思います。
前の記事で、喪失を引き受けるにあたり、
東洋思想等にある「生物は寿命を決めてこの世にやってくる」という概念を受け容れることにしたのです。
と書きましたが、加えて、輪廻転生の概念も受け容れると、「あの世か次の生まれ変わりで、また会えるよね~」という気持ちになり、寂しさが軽減されます。『千の風になって』(私のお墓の前で泣かないでください~♪の歌)も、いいですよね。
さらに言うと、私の場合、人間が人間としてこの世に生まれてくる大きな目的は、ホントの自分があらゆる感情を経験したいからなのだ、という概念を受け容れています。ホントの自分は、真我でも魂でも宇宙人でも呼称は何でも良いですけれども。
だから、喪失の悲しみも痛みも、自分が経験したかったんだねえ、ということです。
とはいえ、上記のようなことを頭でいくら理解をしていても、いざ、昨日まで側にいた/生きていた生身の存在が亡くなってしまうと、言葉の応答やスキンシップで感じる温もり、ただそこに生きているという存在感といった生のコミュニケーションを失ってしまうので、寂しくて仕方がありません。錯乱状態、コントロール不能状態になることだってあります。
愛があるんだもの。当たり前。
ただ、もしできたら、ひとしきり泣き叫び、嘆き、心が千切れるような痛みを感じた後、溢れる悲しみや身を切る寂しさを感じている自分の心や身体からすっと一歩引いて、俯瞰してみて下さい。
「ああ、この感情を味わいたかったんだなあ。」「(出てきてくれた感情に)ありがとう。」と一言呟いてみる。
そうすると。いつか、もう味わい尽くしたな、と、満足する地点に到達します。
味わい尽くすのは、悲しみ、寂しさだけではありません。怒り、恐怖、制限による窮屈さ。さらには愛情や喜びや楽しさといったポジティブな感情も。
あらゆる感情に対して、自分に対してもう1人の自分が「味わいたかったんだなあ。」と言ってあげる。
例えば、制限による窮屈さを感じた時は、私は、「あ、私、このルールで『大変だ』『苦しい』ゲームをしたかったんだあ。」と言うこともあります。そうすると、自分が自分にかけた制限(例えば、弁護士たるものこうするべき、ああしてはならない等)と自分の「こうしたい」という素直な気持ちの葛藤ゲームを終わらせることができます。
そうしているうち、「ネガティブ感情ポイント」が満タンに近くなってきます。
感情ポイントは、ネガティブもポジティブも全部同じだけ貯まるのがバランスが取れている状態ですが、通常は、ネガティブ感情ポイントが不足しがちです。なぜなら、人間はネガティブな感情を感じたくないので無意識のうちに抑圧してしまうため、わーっと感じてポイントがたまりやすいポジティブな感情と異なり、ネガティブな感情はなかなか表面的には認知されずポイントが貯まりにくいからです。
しかし、あえて「私は、この感情を感じたかったんだなあ。」と認識することによって、ネガティブ感情ポイントも貯まっていきます。
満タンになりますと、ネガティブな感情にあまり興味がなくなります。
それは、ネガティブを嫌いポジティブばかりを見たくて抑圧するということではなく、ネガティブな感情の価値や意味(危険を察知して身を守る等)も知りつつ、「まあ、これはもういいか。」という感じです。
もしかしたら、ご自分が冷たくなったと感じる方もおられるかもしれませんが、そういうわけではないのです。寂しさ、悲しみ、辛さ、恐怖、窮屈さ、怒り、全部自分が体験してきたことですので、深く理解はしているし、新たな局面では状況も異なりますから、感情としては表出してきます。他人に共感もします。でも、どこかあっさりしているのです。
私の感覚では、「ネガティブに注ぐエネルギーがもったいない。」「もっと、楽しいことをして、豊かさや幸せを感じたい。」という感じです。
誤解のないよう繰り返しますが(しつこ・・・いや、繰り返しを好むのです(笑))、ネガティブな感情を見下すとか、汚いもの嫌なものとして蓋をするのとは違います。ネガティブな感情も、自分の大切な一部であるからです。
そして、ネガティブな感情に興味が薄れていくと、今ある豊かさ、その先にある豊かさに興味がいくようになります。
もちろん、豊かさは、人それぞれ。みんなが唯一無二の才能を持っている。
今年は、私にとっては豊かで幸せな年でした。
そして皆さま、1年間、私のブログにお付き合い下さり、誠にありがとうございました。読者さま達と一緒に、来年はもっと豊かで幸せな一年になると思っています。
ご感想等頂けますと、歌って踊って喜びます(笑)
あ、そういえば、今日、鼻歌を歌っていたら(『ダンデライオン』・・・懐メロ過ぎ。でもいい歌よね)明らかに1番と2番の歌詞を混同して歌っていて、うわー、これ、昔おかんがやってたやつ・・・と自分ツッコミをせずにはいられませんでした。
と、心の底からどうでもいい話をして、締めます。
皆さま、よいお年をお迎えくださいね~!
虹猫。