皆さま、こんにちは。愛し合っていますか?
聖人君子になってみたい。良い子上等、でも自分勝手(笑)の小川正美です。あ。たまに戦う弁護士です。
ちょっと最近仕事が忙しくてブログの更新が滞っておりました。
YouTubeのほうが所要時間が少ないので(編集しないしね!笑)、言いたいことがあるとつい動画を撮ってしまいます。
でも、やっぱり、奥深い気づきをシェアしたい時には文章のほうがいいですよね。あと、視聴者・読者の皆さまも、たぶん人やその時の気分によって、テキストのほうが好きだったり動画(視覚聴覚から雰囲気を把握できる)のほうが好きだったりするだろうし。
さて、今日は、これまであまり話をしたことのないお金についてのお話です。
わが業界の話ですが、平均的には、男性弁護士に比べて女性弁護士のほうが売上は低いです(だいぶ以前だけど統計を見た)。
その要因は、弁護士業界に限ったことではありませんが、おそらく、経済的成功への情熱の違いや実働可能な時間や体力の違い等、要するに女性性の働きだろうなと思っています。
で、私もご多分に漏れずそんなに売上があるわけではありません(美味しいごはんや遊びが好きなのと使うと決めたら躊躇がないからか、お金があるように思われがちだけど)。
自分がそこそこ食べていければいいと思っていたし、老後の不安がないと言えばうそになるけど、まあ定年もないし何とかなるだろう、うちの元ボス(70代後半)もまだまだ現役だし、ほかにもそんな先生たくさんいるしー、と思っています。
あ、あと、お金を稼ごうとして頑張るのが嫌、努力したくない、稼ぎたいと言って稼げなかったらかっこ悪い(笑)とも思っていました。
それと、自分が稼ぎ過ぎたらパートナーができないじゃないか!とも思っていました。「男の人は自分より稼ぐ女性は好きじゃない」「男の人のプライドを守らなければならない」という、母由来の謎の思い込みがあったのです。
私はか弱い女性なんだから、外に出れば7人の敵がいる社会で頑張るより男の人に守ってもらって、適当に好きな仕事だけして自分の稼ぎはお小遣いにしたーい♪とも思っていました。
ただ、このスタンスでお給料をもらわなくなってから11年仕事をしてきて(途中で公務員の仕事を掛け持ちしていた時期もありましたが)、
全然、経済的には成功しなかったんですね。自分が稼ぐ気がなかった(潜在的に稼ぎたいと思っていてもその気持ちを素直に認められなかった)んだから、ごくごく当たり前のことなんですけれども。
かと言って、私を養ってくれるパートナーも現れなかったのです。笑
経済的な点で言えば、相方のおかげで当初独立した時より安い経費で良い立地かつ良い空間の事務所にいることができたり(うちは経費共同です)、ピンチになった時に大逆転的に報酬が入ってきたりとか、クライアントさんにだんだん恵まれるようになり良いお客さんばかりになったりとか、そういうラッキーはありました。おかげで低空飛行を続けてこられました。
ただ、今年に入ってから、3月の途中くらいまで、急に、苦境に陥りました。
これまでも何度か苦境に陥ったことはありましたが、ちょっと今回は青くなる感じでした。
読んでくださっている方にご心配をかけないように結論を先に言いますと、4月になってなぜか急にもろもろ回復しました。
で、話を戻すと、1,2月は、新規の案件がパタリと止んだだけでなく、入ってくる見込みの報酬も入らなくなったりして、非常に焦りました。
1年くらいは何とかなるお金はありましたけれど、ホントにどうしようと思って、弁護士になって初めて、弟に仕事のことで弱音を吐きました。
弟は私と違ってガッツリ貯蓄も資産形成もするタイプだから、馬鹿にされるかも、怒られるかも、とちょっとビクビクしながら言いましたが、何も言われませんでした。
いざとなったら頭を下げれば何とかしてくれる人たちは数人思い浮かび、というか、これまでも頭の中で「あてにするリスト」は作っていたのですが、今回もその方たちには言いませんでした。
なぜか、言えませんでした。
かと思えば、素直に頼ることができずに、私の甘えで変な絡み方をして、申し訳ないことをしてしまった人もいました。
この事態に対し、私は、当初、私の自立が過ぎて、素直に人に頼れないのかと思いました。
確かに、人に「助けて」と言っても助けてもらえないような気もして、自分にはそんな価値がないんじゃないという気がして、でももし助けてもらえなかった時のことを考えると本当に自分に価値がないことに現実的に直面することが恐ろし過ぎて言えない、という状態でもありました。
世界に自分が1人ぼっちであると確認したくない、そんな思いでした。もちろん杞憂なんですけれどね。
でも、落ち着いた今だから言える話ですが、たぶん、自立の問題もあったけれども、私の依存心の問題のほうが大きかったんですよね。
私は、たぶん、本当は、自分の力で世に出たい、この世界の中でやれるところまでやってみたい、自分を表現してその対価としてお金(じゃなくても豊かさを感じられれば良いのですが)を頂きたい、そして、仲間を増やして本当に無意味な争いのない(相互理解のための話し合いはもちろんアリ)世の中を創りたい、そんな気持ちが強いんです。
それは、女性性の望みと男性性の望みの両方で。
その自分の真っすぐな望みに対して、
女だからとか、男の人にモテなくなるだとか、頑張りたくないだとか、嫉妬されるのが怖いだとか、孤独が怖いとか、もっと深いところで言えば父や母や弟を超えてはいけないとか、
無価値感や罪悪感やおそれやその他なんだか色々なものを張り付けていたと思うのです。
暇だったおかげで、1月2月は、ずいぶんとマーケティングやコンサルティングの勉強をすることができました。
初めて、ビジネスというものにちゃんと向き合いました。
過去に自分が代理人として申立てた、あるいは管財人をした破産者や破産会社の社長の思いを、私はちっとも分かってなかったなあ、と思いました。
当時の私には、そこまで受け止める器がなかったんだから仕方ないんですけれどもね。
失敗を成功する途中と捉える、つらかった経験をギフトに変える、ということを腑に落とす時間でもありました。
自分を開いたら、そのぶん人は優しくなるし、自分もまた人に優しくなることができる。
自分の価値を受け取れば、自然と感謝の思いが強くなり、感謝を素直に伝えれば、現実が変わっていく。
そうしたら、いつの間にか、私は、とても幸せな人間になっていました。
全然1人じゃない。
そして、1人でいる時も、自分とコミュニケーションをするのが楽しい。
最初から、私は、1人なんかじゃなかった。
社会の中で何事かを成し遂げようと思って、自分が影響力を発揮していこうと思えば、お金のことは避けて通れません。
もちろん、大切な自分を労わったり愛するにあたっても、お金はとても役に立ってくれる。
だから、私は、これからは、素直にお金を稼ぎたい。
だから、皆さま、私にお仕事を下さいねっ!
特に、一緒にゲラゲラ楽しむみたいなお仕事は大歓迎!!