私が、同業の先輩や同期たちからこれまで聞いてきた、「弁護士とは」。
孤独だ。
傭兵だ。
社会の医師だ。
単なるサービス業だ。
(男性弁護士は女性から)モテる。
(女性弁護士は男性から)モテない(笑)
危険な仕事だ。
社会のどぶさらいだ。
自由だ。
お金持ちになれる。
水商売だ。
責任の重さに報酬が割に合わない。
自由な暮らしができて最高だ。
好きな働き方ができるからいい。
相手方を論破するのが楽しくて仕方ない。
かわいそうな人を救う仕事だ。
自由を守る仕事だ。
品格を守らなければならない。
人の人生のことばっかりで自分の人生が置き去りになる。
色んな人に会えるのが楽しすぎる。
などなど。
弁護士になってから最初の1、2年は、とにかくつらくてしんどくて、
でも、10年くらい上からそれ以上の先輩たちは、案件や事務所経営の悩みはあれど、何だか楽しそうに見えました。
それを見て、
上の世代の時代は景気が良かったからだ、とか、経験があるから信用があるんだ、とか、あの人はやりたい仕事が明確だからだ、とか、はたまた男性だから女性の私より楽なんだ、とか、いろいろ思ってました。
それのどれも間違いじゃない。
ただ、私から見て弁護士業が楽しそうに見えた先輩たちは、
「これが自分だ。」ということに、自信があったのだと思います。
声高に「これが私です!!」というタイプもいれば、静かに淡々としているタイプもいるけれど、
自分がその時のベストを積み重ねてきたことに自信を持ち、
自分なりのやり方を試行錯誤しながら構築し、
できることにはベストを尽くし、できないことは行わず、
結果として上手くいかなかったこと(どんな案件も100パーセント全員満足とはなかなかいかないものです)も、許してきた人たちが放つ自信。
私も、11年目にして、やっと、前に比べると、かなり弁護士業が楽しくなってきました。
皆さま、ありがとうございます。
これからは、今以上に、自分ができないこと不得意なことを頑張らず、得意な人たちの力を借りていきたいと思います。
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