皆さま、こんにちは!愛し合ってますか?
私は、合理主義者です。
特に弁護士になってからは、やるべきこと/やりたいこと(昔はやるべきことが優先だった)に比して、時間も自分のエネルギー(体力も心の力も)足りないと感じることが多くなったので、公私問わず、目の前のことにできる限り効率的に取り組むようになりました。
特に、計算や事実関係の整理の仕事や、家事の段取り、趣味の場面等での複数の人とのやり取り等は、効率的に行いやすいものですよね。
頭の中を占領しているtodoリストの項目をパパッと消し込みができると、爽快感や「私って賢い。ウフフ♪」という満足感、自分で状況をコントロールできる達成感等の喜びもあります。
このように、合理主義には良いところがたくさんあるので、私は、ハードワークを止めて自分のペースでゆっくり働くようになってからも、合理主義者であることは止めていませんでした。
ところが、
在宅ワーク生活で痛感したのですが、
自宅で仕事も家事もするとなると、かなり非効率的なのです。
猫たちがいるから。
猫たちが、仕事をしていると、構って構ってとやって来るから。
やって来るだけならまだしも、パソコンの上に乗るから(笑)
これ、きっと、小さいお子さんのいるご家庭も、仕事にならないのは同じだったでしょうね~。
違う部屋で仕事をして猫をシャットアウトすることも可能なのですが、かわいそうな気になったり、何より一緒にいたい自分もいたり(笑)
自分に余裕がある時は、猫のパソコン上の寛ぎ姿に、いとおしさを感じたり、「笑いを取る美味しいネタができた!」と思えたりするのですが(笑)、
余裕がなくなると、つい、「もーう!邪魔しないで~!」と思ってしまいます。
今日も、朝から、たくさんの返信モノがあり(月曜日だしね)、しかも若干寝坊し(笑)、あとで事務所にも行かねばならず、私の気は急いていました。
こんなときに限って、彼らはパソコンの上に乗ってきます。
「どいてくれるかな?」と優しくお願いしても、頑として動きません。
こんなときは、他のこと、例えば洗い物や掃除等の家事を先にやってしまうことにしています。これも、私流の合理主義です。
しかし、今日は、さっさとパソコンでメールを打ちたい!と思いました。
文章だけならスマホでも良いのですが、昨夜充電し忘れてスマホのバッテリーが切れそうで、それも(自分のせいなのに・自分のせいだからこそ)私のイライラを生む原因となっていました。
しかし、この時はなぜか、私は、自分で、
「あ、このままだとイライラしそうだな。」
と分かりました。
そこで、イライラを我慢するでもなく、
合理主義で他のことをするでとなく(他のことをしたら余計に「猫のせいでこんなことに!」とイライラしそうな気がした)、
一呼吸置くことにしました。
合理性から、離れてみることにしました。
よく考えたら、早くパソコンを使いたいのは私の事情だ。もちろん、私の家で、私のパソコンで、私の仕事をするのは正しいし、いつだってやっていいこと。そして、今、私はパソコンを使いたいと思っている。
でも、猫たちと暮らすのは、私が選んだこと。そして、猫たちには、彼・彼女の猫生がある。それも尊重したい。
ああ、今、私に、時間が全くないわけではないよね。
そして、猫がパソコンの上に乗ってくるのは、必ず、私がパソコンを使っているとき。
邪魔をしているとも言えるけど、私に懐いている、猫が私に愛情を示しているとも言えるよね。
こんなに懐いてくれて、ありがたいなあ。
と、合理性を離れたことによって、愛と感謝を感じることができました。
自然と、「よし、違うことをしよう。」と思いました。
そこで、私は、昼ごはんを作ることにしました。
まず、お湯を沸かそうと思いましたが、その前にトイレに行きたいな、と思いました。
でも、緊急事態(笑)ではないし、「お湯を先に沸かし始めてからトイレに行く方が効率的じゃない?」と、心の中で、合理主義者の私が囁きました。
うん。確かに。
でも、今は、ちょっと合理主義を止めてみようと思っているの。
私がトイレに行きたいという身体的欲求を、合理性より優先させてあげることにしました。
結果、お湯が沸くのは3分くらい遅くなりましたが、他の調理(食材を切る等)があったので、特に不自由やムダは感じませんでした。
その上、「私の身体を大切にした。」という満足感がありました。
合理性から離れてみて、良かった!
心に余裕ができた!!
私の余裕が嬉しいのか懐いてくる。
でもね、この話は、合理主義が悪いってことじゃないんです。
だって、最初のほうで述べたとおり、合理主義には良いところもたくさんあるのです。
ただ、合理性から離れてみると、思考より、「今この瞬間の」心や身体を優先させてみると、不思議と上手くいくこともあると思うのです。
ではでは。
猫たちも落ち着いたので、事務所に行きます。
★6月カウンセリング