皆さま、こんにちは!愛し合っていますか?
たまに戦う弁護士&心理カウンセラーの小川正美です。
前回の記事で、主に母の死に際に関する罪悪感祭を開催しました。
この記事を書いたことは、私のまだあった(もう17回忌なのに!)罪悪感の解放になりましたし、もっと深く言えばそれほど母を愛しているということを再確認できて良かったのですが。
ただ、自己受容の観点から言うと、今の私的には、ちょっと綺麗ごとを言い過ぎている、いい子ちゃんになり過ぎているなあ、ホントはもっとどす黒いよね、私?(笑)と感じているのです。
どんな自分も居ていい。
どんな自分でもOK。
どんな自分でも、私は私の味方。
ということは、弱さも、いえ、弱さはもちろんのこと、黒くて悪くて意地悪な私の闇も、私が受け容れてあげたいと思うのです。
正直、これまでの私は、闇を受け容れ切れてなかったように思います。
ほら、私って心根はいいヤツだし真面目だし優しいし小心だから(笑)闇を認めたくない気持ちがどこかにありました。
もちろん、仕事柄、清廉潔白とまでは行かなくともある程度の高い精神性といいいますか、立派な人間であることが求められている(ような)気もしますし。
あ、弁護士法第56条第1項でも弁護士は品位を保たねばならぬ(正確には、弁護士は品位を失うべき非行はしてはならない)、と書いてありますし。
けれど、法律を否定するわけではありませんが、弁護士が自分の弱さや黒さや悪さ、もっと言えば自分の闇を認めることは、品位を失う行為ではないと思うのです。
心理学的には、弱さを受け容れることができるほど強さがある、と言いますし、一般的に考えてもそうですよね。
仕事のミスがあった時に、「いやいや私悪くないです!だってもとはと言えば仕組みが悪い!」とか肩肘張って何かのせいにしてギャンギャン強がっている人より、「そうなのか。ごめんねえ。どうしようか?」と素直に受け容れて次善の策を直ぐに考える人の方が、人間として強いですよね。
なので、このようなtweetを今日しました。
親や上司等に、この人には強くあって欲しいって感情はあるものだし私もどちらかというとそう思われる立場だけど、弁護士だって誰だって弱いところはある。それでいいんだと思う。
私が自分の弱さを受け容れて開示するとそれが人の勇気にもなる。自分を許すことにも、人の弱さを許すことにもなる。
— 小川 正美/たまに戦う弁護士・伴走する心理カウンセラー (@MasamiOgawa_LLL) February 21, 2022
例の訴訟の件も、そういうメッセージ、つまり、原告である彼が私に対して理不尽な攻撃をしていることは、イコール私が私自身に理不尽な攻撃をしているということだと思いますし(投影の法則)。
逆に言うと、私が私自身への攻撃を止めれば、彼の攻撃が止むか、又は私が全く気にならなくなるかのどちらかということになります。
※例の訴訟とは、7年前の訴訟の相手方ご本人から昨年12月に私が慰謝料請求訴訟を提起された件で、私は、昨年12月来、この相手方原告(男性)について、「私は、なぜ裁判を起こされるというこの状況を必要としたのか?」という観点から向き合っているのです。
攻撃が止むって?そんなことあるのー?と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、結構そういうことってあるんですよね。
自分が自分に優しくできるようになったら(=自己肯定感が上がったら)、自分が発している余裕のある雰囲気や柔らかな言動に感化されて、それこそ店員さんから取引先からお客さんからプライベートの友人からみんなが優しくなる、ってこと。
または、多少の攻撃的な態度があったとしても、自分が満たされていると気にならなくなりますよね。
で、私は、自分の弱さについては、結構恥ずかしげもなくこのブログで吐露してきましたが(弁護士界の太宰治と呼んでください)、
やっぱり、悪いとかズルいとか汚いとかそういう自分を出すのは憚られたわけです。
でも、今先ほど、ノートに自分の嫌なところを徹底的に列挙してみて、「でも、これが今の私だからしょうがないよね。」と受け容れようと思ったのです。
さすがに全容は憚られますので、箇条書きで列挙してみます。ぎゃー、見たくない!と思われた方はそっとサイトを閉じてくださいませ。
・私は、無理していい子ぶってたんまりと依存心や悪いところを隠し持っている女。
・私は、依存心を近い人にぶつける女。
・私は、自分の思いどおりにならないと気が済まない女。
・私は、外面のいい女。
・私は、私を否定する人を許せない女。
・私は、1人が嫌いなのに1人が好きな女。
・私は、ホントの自分を知られたらみんなから嫌われると思っている女。
・私は、自分が1番にされないと気が済まない女。
・私は、いい子ぶっている女。
・私は、罪悪感コレクターの女。
・私は、キレたら人を傷つける言葉を実際に吐く女。
・私は、結局我慢できないのに我慢しようとする女。
・私は、他人を見下している女。
・私は、嫉妬深い女。
・私は、超負けず嫌いな女。
・私は、(以前よりはマシだけれど)人を信じていない女。
・私は、人を信じない・自分を信じない理由を外側の出来事のせいにする女。
・私は、直ぐに「私が悪いの?」「どうせ私が悪いんでしょ」と思ってしまう女。
・私は、権力争いとかマウンティングとか自己保身とかをやってきた女。だから、罠も落とし穴も分かるし仕掛けることができる女。
・私は、強かな女。
・私は、自分の女を扱い切れない女。だから、躊躇なく女を使っている人に嫉妬するし、他方で、上手く女を使えない人から嫉妬された。
・私は、本当は勝つために手段を選ばない女。
・・・うーん。げんなりしますけど、
でも、こういう私が全てではなくて、もちろん、普段皆さまに見せている私もホントの私の一部で、けど、やっぱり、こういう闇の私も私なんですよね。
今の日本の社会で女が1人で働いて生計を立てようと思ったら、ましてや弁護士という仕事を選択したら、そんなにきれいごとばかりでは生きていけませんでした。
(違法行為はしてないよ!)
仕事だけではなく、プライベートでも、たくさんの人たちを傷つけてしまいました。
だから、私は、もちろん罪悪感たっぷりなわけですが、
でも、今日はあえて、開き直るわけじゃないけど、言います。
「それが私なんだからしょうがないじゃん!」
と。
そうしたら、案外、すー--っとしました。
罪悪感は癖になっちゃうんですよね。何度感情を解放して許して手放しても、どこかしらか同じことをぐるぐると回している感がある。だから、モヤモヤ感がなかなか消えない。
たぶん、罪悪感を感じる度に、やっぱり「悪い私」を罰し続けちゃうんですよね。で、新たな罪悪感を生産するというシステム。
あと、罪悪感は「こんなに私は自分を罰してますから攻撃しないでください」っていうメッセージも発しますので、
ある意味引きこもりというか、状況を好転させよう、前に進もうという力を奪うし、自分のことばかり見ていて他の人が自分を救えなくてツラい気持ちを持っていることまで考えが及ばなくなってしまいます。
もちろん、大きな罪悪感(例えば私だったら両親を助けられなかったとかそういう思い)は腰を据えてじっくり何度も手放した方が良いと思います。
罪悪感の根底に愛があるということを体感できると、楽になりますし。
でも。
自分の闇を受け容れる。
ちょっと抵抗はあるけれども、軽く開き直れば大丈夫。
そしてエネルギーがぐんとポジティブ方向に回る感じがします。
おすすめです。