皆さま、こんにちは!愛し合っていますか?
先週の土曜日は、スーパーカウンセラー根本裕幸先生のお弟子さん3期生の皆さま向けの法律講座の講師のお仕事で、大阪に行っていました。
実は、私は、昔から大勢の人の前で話すことが大の苦手です。これまでも、上手くやろう上手くやろうとすればするほど、通じないギャグを言って滑ったり、それだけならまだしも、酷い時は頭が真っ白になって数十秒間無言が続くことも何度かありました。
弁護士になってからは、弁護士会の会合やら何やらで自己紹介をしたり勉強会で話をしたりすることが増え、一触即発みたいな雰囲気の労使交渉の場で会社側で突き上げ食らいながら話をしたり、たくさんの相続人がいる遺産分割案件で説明をしたり、たまに企業様等で講師をしたりすることもあり、あと古代文字についてお話することもありました。
このため、以前に比べればだいぶマシにはなりましたが、それでも、やっぱり苦手。結婚式のスピーチではあんちょこを手放せません。会社の就活の集団面接とかも苦手だったなあ。
法廷ではどうしているのかって?実際問題として、法廷にそんなに多数の人がいるのは刑事事件くらいですし(傍聴ファンがおられるので)、法廷では傍聴席を見ることはほとんどありませんから、まあ問題なくやっています。昔、裁判員裁判の弁護人をした時はかなり緊張しましたが、幸いいつも先輩弁護士と弁護人2人体制でしたので、安心感があり、おかげ様で何とかこなしてきました。
前置きが長くなりましたが(笑)、この法律講座はもう3回目にもなるのですが、それでもやはり緊張しました。最初に緊張を和らげるフレーズ「ちょっと緊張していますが。。」と言ったけど、やっぱり緊張して、嚙みました(笑)
更には、時間が経って調子が出てきてペラペラと話をしたはいいけど、細部に入り込み過ぎて一般の方にはマニアックだったり、「あれ、なんでこの話してるんだっけ?」と全体像を一瞬忘れたり。
もちろん、レジュメは作りこみましたし、受講生の皆さんは暖かいし、焦る必要なんて全然ないんですけれどね。苦手意識っていうのはすごいですよね。あと、自分を良く見せたいという承認欲求ね。
こんなポンコツな講師を許容してくれる器の広い根本先生には感謝の気持ちでいっぱいです。本当に。
で、今日思ったのです。
私って、安定の不安定だな。と。
もう、安定感のある自分を目指すのは無理だな、と。
ていうか、人生全体も安定の不安定だし(笑)
仕事1つ取ってみても、得意なこともあれば、不得意なこともあり。若手弁護士だったころは一所懸命に不得意な部分を補おう、オールラウンダーになろうとそれこそ毎年人間ドックで胃が荒れていると指摘され肝機能数値も上昇の一途を辿るようなお酒の飲み方をして頑張ってきたけれど。
やっぱり、苦手なものは苦手だし、そこは人を頼って良いのです。
もしくは、そんな自分であってもOKと言ってくれる人がいるならば、きっとそれが私のユニークさなんだわ、或いは欠点を補って余りある長所があるんだわ、と受け容れて、弱点を個性にしてしまえば良いのです。
「みんな勝手に幸せになっていく。」と決めていれば、そうなっていくように、
「男の人って優しい。」と思っていれば、みんな優しくしてくれるように、
私は、安定の不安定だけど、それが自分のユニークさであり、ひょっとしたら長所かもね、と思っていれば、そうなっていく。
その方が、自分も、たぶん周りのみんなも、楽ですし。
みなさまも、自分らしく、生きて下さいね。
何かお手伝いできることがあれば幸いです。