皆さま、こんにちは！愛し合っていますか？
今日は、２月２２日。にゃーにゃーにゃーの日です。我が家の猫たちは、今日も最高に可愛いです。親バカ道は、楽しいです。
さて、昨日の記事の最後を書いて、思ったことがあります。長くなるので昨日は書きませんでしたけれど。
私、自分のこと、「弱いんです。」って言えるようになったんだなあ。って。
もしかしたら、「あなたは弁護士だからそんなこと言えるんでしょ？」ってお思いになるかもしれませんよね。
私も１人の弱い人間ですし、
私は、弁護士になってから、少なくとも仕事に関連する場面では、自分が弱いということを公言できませんでした。
このブログは、弁護士の看板も背負って実名で書いていますので、ここでも、書くことはできませんでした。弱い自分を責めてる、みたいには書いたかもだけど。まあ、よく考えてみたら、これだけ自分の体験をツラかっただの悲しかっただの書いているのを客観的に判断したら、弱いに決まってるんですけれどね（笑）「弱い」という単語を出すことだけは、できなかったのです。
プライベートでは、仲間や友人たちに話すことも結構ありますし、弱い自分が嫌いだ、と元カレに泣きついたこともあります。そして、男性はそういうとたいてい優しくしてくれるのです（←あざとい）。
なぜ弱いと認められなかったかというと、何と言うか、私の中で、思い込みがあったんですよね。
「弱い弁護士なんてダメだ。クライアントさんの期待に応えられるのは、強い弁護士に決まっている。」と。
確かに、私の知るできる弁護士は、男女問わず、みんな強い。人当たりが柔らかでも、強い。頼りになる雰囲気やエネルギッシュさを醸し出しているし、実際、頼りになる。
それに比べて私は・・・と、ずーっと、ずーっと思って、凹んでいました。
私が弱い自分にダメ出しをしている分、なぜか、それを察知したかのように、強がりたい人が相手方として現れてきたりもしました。
でも、実際は、弱くても、いいんです。
話を聞いて欲しいクライアントさんもいるし、笑える話や心の話をして癒されたいクライアントさんもいる。私が弁護士として、交渉能力や訴訟遂行能力が欠けているわけではないのは、これまでの仕事で理解できる。
頭では、そのことが分かっていたのに、自分では、弱くてもいい、と、なかなか認めることができませんでした。
ただ、最近、弱くてもいいんだ、それが私なんだから、それでいいって言って下さるクライアントさんに来てもらえればいい、と腑に落ちました。
ですので、ご紹介案件でも、具体的な内容はここには書けませんが、「私はこういう考えでやっていて、それがクライアントさんの望む形ではないかもしれませんが、こういう形でならサポートができると思います。」と言い、自分の考えをハッキリ伝えました。私が妥協すれば受任に至るのは分かっていましたが、そこに妥協はしたくない、妥協すれば、大げさな言い方かもしれませんが、私の心が死ぬ、と思ったからです。
果たして、その案件については、おそらく私のところには来ないような感じの、玉虫色の回答が来ました（と思っていたら、案外後からご依頼が来たりするんだけれどね）。
それはそれで全く構わない、と、これは昔から、思っています。特に、その案件は長いお付き合いになりそうなものでしたし、そうであれば、弁護士とクライアントさんの相性は非常に重要になります。合わないのに無理にお仕事をすることは、お互いに苦しくなってしまいますから。
その後、新規のご相談やご依頼がたくさんやってきました。私だから、というお仕事ばかりでした。ありがとうございます。
これって、たぶん弁護士に限らず自営業あるあるだと思うのですが、不思議と、今の自分に合わないものを手放してスペースを作ると、もっと良いものが入って来るのです。断捨離と同じ考え方で、「自分を大切にすることを決断した」という意識が、同じような意識を持つ周波数帯の人を引き寄せるんですよねえ。
自分の弱さを受け容れている人が、本当に強い人。自分を大切に、愛している人。
しれっと「私は弱い」と公言できるようになったことが、とても嬉しく思います。
